生野高校90周年式典に参加して (中学25回・高2期 大和 正信)

生野高校90周年式典に参加して

中学25回・高2期 大和 正信

 生野高校も90年の長きを迎えた。大正9年創立と言うことは、昭和6年生まれの私は創立11年に生まれたことになる。以後10年節目は9歳で、90周年では79歳だった。もうこれが最後の式典かなあ!!との思いで参加した。会場では在校生の瑞々しい若さがあふれ、今年の式典は在校生の男女ペアーの人が司会をされたのも瑞々しくて非常に良かったと思う。型どおりの式典の後、記念講演のフォトジャーナリスト広河隆一氏の講演は、世界の紛争地での危険を冒しての活躍や、その地域の子供達の悲惨な惨状が身につまされる思いがした。次に演奏されたウクライナの民族楽器パンドゥーラを駆使して、美しく透明な水晶のような歌声のナターシャ・グジーの素晴らしい演奏にしばし酔わされた。
 90年という歴史を携えた母校も、スーパーサイエンスハイスクールとしての人材の育成校として、また今年は専門学科「文理学科」が設立され「進学指導特色校」として、益々発展することは誠に嬉しき限りである。母校の未来永劫の繁栄を切望しながら、100周年は米寿も一つ過ぎであり、出席することは覚束ないであろう。

鏡割りは元外務大臣中山太郎同窓会顧問、元大阪府議会議長京極俊明同窓会顧問、水谷利春同窓会会長、田中正校長、大森克人生親会会長、上田貴広PTA会長の6名で
各テーブルでは懐かしい昔話に花が咲き