高68期 奥井 慎太郎

高68期

奥井 慎太郎

-アフリカ タンザニアインターン生-

2020/10/20

私は現在早稲⽥⼤学に通っていますが、これまでの学⽣⽣活はとても褒められたものではありませんでした。志望校に合格したのは良いものの、その後の⽬標も無く、⼤学の授業をただこなす⽇々。「移⺠と呼ばれる⼈々が様々な⾯で不当な扱いを受けている状況を改善したい、また現地で雇⽤を⽣むことで経済的な理由による移⺠を出来る限り減らしたい」という将来のビジョンを頭に思い浮かべるだけで⾏動に移せずにいました。そんな私が重い腰を上げ、途上国の雇⽤創出に貢献したいという思いで、現在アフリカでインターンに参加している背景には仲間の存在が⼤きく関わっています。浪⼈した私にとって休学の選択は決して容易いものではありませんでしたが、頑張っている仲間の姿が励みになり⾃⾝を律する機会を与えてくれました。その点で⽣野⾼校の学⽣は⼤変恵まれているように思います。なぜなら⽣野には部活に学業に勤しむ仲間が⼤勢いて、卒業後も周りには刺激を与えてくれる仲間が⼤勢います。⾼校時代というかけがえのない時間を共有した仲間をどうか⼤切にしてください。⽣野⾼校の仲間たちの存在はいつの時代も刺激を与えてくれ、迷った時には背中を押してくれますから。そして⼩さなことからで構いません、⾏動を起こして下さい。私は今その⼤切さを⾝を以て感じています。何も成し遂げていない私が⺟校の100 周年記念事業企画への寄稿という⼤変光栄な機会を頂けたのも全てが⾏動の賜物だからです。⼩さなことからで構いません、⾏動を起こせば⾯⽩いことに周りや、⾃分の中で何かが変わってくるのです。


Profile
奥井 慎太郎(おくい しんたろう)


⽣野⾼校ではサッカー部主将を務め、3年次9⽉まで部活動に励む。
現役はあえなく志望校に届かず1年の浪⼈を経て、2017年早稲⽥⼤学⽂化構想学部に⼊学。
⼤学で「移⺠」に関する問題に関⼼を持ち、2019年より⼤学を休学し、アフリカ・タンザニアにてゲストハウスを現地⼈と⽇本⼈学⽣で運営するインターンに参加中。