長谷川 航
2020/10/20
この度は素晴らしい機会を与えていただき大変光栄に思います。69期生の長谷川航と申します。現在はアメリカの大学にて教養学を専攻中で、将来は教育の仕事に就きたいと考えております。思い返してみれば高校時代は勉強と野球の両立に一生懸命でした。しかし、野球部の中で切磋琢磨し合える環境が整っていたおかげで、自分なりにはある程度上手く両立できたのではないかと思います。そして、彼らと白球を追いかけた2年半の経験は今でも多くの場面で役立っており、顧問の先生方と野球部のみんなには、本当に心から感謝しています。僕が進路を決めたのは、日本の大学受験を目指して勉強していた二年生の秋でした。海外進学という選択肢を知り、兼ねてから心で燃えていた海外への情熱が一気に溢れ出てきて、三年生になったタイミングで日本の受験勉強を辞めて海外進学のための勉強を本格化し、卒業後すぐに渡米しました。大学に入り感じるのは、アメリカの大学生は自発的に行動できるということです。日本の多くの大学とは異なり、自ら学ぶことを重視するアメリカの大学を卒業した生徒は、様々な分野で創造性を発揮し、そうした人材が世界を牽引し続けているのだと思います。海外進学という決断は素晴らしい家族のおかげで下すことができました。そしてその決断は大変大きく、勇気のいるものでした。しかし、そのおかげで自分にさらに自信が付き、視野が大きく広がったと思います。To Think Outside of the BoxというのがCreativity、創造性の定義だとよく言われますが、自分の心地よい場所から身体的に抜け出すという行為はまさに創造性を育む絶好の機会であると思います。生野の後輩達にも、あらゆる形で自分の殻を壊して、創造性を発揮できる人になっていただきたいと願っています。
Profile
長谷川 航
生野高校69期
生野球部主将
生野高校卒業後、4月にアメリカへ渡航、語学学校を卒業した後カリフォルニア州立De Anza Collegeに入学し教養学を専攻中。大学では日本語を教えるチューターや日本文化を広げるクラブの代表、生徒会にも加入し積極的に活動している。また、帰国の際には生野高校へ足を運び、Ikuno Global Projectと題して生野生の海外進学のサポートを行なっている。そして、教育への関心からさまざまな教育機関で英語教育や海外進学情報を発信し、現在はDMM英会話日本人講師として、英語能力を伸ばしたいという人の勉強の手助けを行なっている。