河谷 麻瑚
2020/10/20
『テレビ出てるまこちゃんに、いつも元気もらってるんよ~』石川のアナウンサーになって2年目。最近、金沢の街を歩いていると、視聴者の方から声をかけてもらうことも多くなりました。『前、泥の中に入ってレンコン採ってたね~泥だらけのマコちゃん見て、テレビの前で大笑いしたわ~。』『前、ノドグロのお寿司食レポしてたよね~おいしそうに食べるよな~。』夢だったアナウンサーという仕事。どれだけ忙しくても、視聴者の方からの言葉が元気の源です。まさに、言葉に、背中を押されている。言葉にはパワーがあるって思うんですよね。私がアナウンサーという夢を本気で追いかけ始めたのも、“言葉” がきっかけでした。2010年4月28日。私のクラス(1年10組)にテレビの取材がきました。毎日放送の「ちちんぷいぷい」という番組のコーナー「たむらけんじの学校に行こッ!」の取材です。たむらけんじさんから、「将来の夢」について聞かれた私。勇気を振り絞って…『アナウンサーになりたいですっ!!』。(実は、小2の時からこの夢に憧れていました。)O.Aを母と食い入るように見ると…キラキラした目で『アナウンサーになりたい』と話す私、ガッツリ映っていました。しかも!番組に出演していた古川圭子アナウンサーが『なれるよ!』と私に声をかけてくれているではありませんか!!テレビの前で、私は、『え~!お母さん!今の言葉聞いた?!ほんまにマコ、アナウンサーなれるんちゃうん?!いや、なりたい!絶対なるねん!』と大興奮。(単純!笑)。 テレビの中で輝くアナウンサーから自分へ向けられた言葉が、私のぼんやりとした“憧れ”を“本気で目指す夢”へと変えてくれた瞬間でした。そして、何より一番驚いたのは、生野高校の仲間や先生方の反応でした。クラスの友達『マコがアナウンサーしてるの、早くテレビで見たいわ~』先生『アナウンサーになりたいんやったら、東京の大学を目指したら?』 自分が発した言葉を受けて、クラスの友達や先生方が、私の夢を今まで以上に応援してくれたのです。アナウンサーという仕事に就いた今、自分の発する “言葉” が多くの人に影響を与えている、と強く感じます。言葉ひとつで人を笑顔にできたり、元気にできる。言葉って難しいけど、面白いんですよね。生野に通っているみんな!小さい夢でいいから言葉にしてみよう!自分の目標を言葉にしてみよう!恥ずかしいとか思わんでいいよ。誰もバカにせえへんから!生野には、力になってくれる人がたくさんいる。友達・先生・先輩、みんなが背中を押してくれる。応援されるって、気持ち良いものですよ。小さな目標を一個ずつ叶えていけば、いつのまにか大きな夢に近づいているはずです。まずは、言葉に出来る小さな夢や目標を見つけるところから始めてみては? 応援しています!
Profile
河谷麻瑚(かわたにまこ)
1994年 大阪府松原市生まれ
2013年 生野高校 卒業 65期
バドミントン部所属
2017年 早稲田大学 政治経済学部政治学科 卒業
2017年 石川テレビ放送 入社担当番組「石川さん情報Live リフレッシュ」等
▼石川テレビ放送
http://www.ishikawa-tv.com/