高44期
藤野 智成
-毎日新聞社記者-
2020/10/20
在校生の皆さん、こんにちは、44期生の藤野です。在学中はラグビー部に所属し、現在は毎日新聞の運動部でスポーツ報道に携わっています。新聞社に入社して20年、鹿児島→福岡→東京→三重→東京と各地で勤務してきました。支局では事件・事故や地方行政などを担当し、運動部では主にプロ野球、大相撲、オリンピック・パラリンピックの取材に携わってきました。支局時代、心温まる話を取材することもあれば、痛ましい事件と向き合うこともありました。スポーツの取材でも挫折を乗り越えた選手がメダルをつかむ感動的なシーンに立ち会うこともあれば、競技団体や選手の不祥事の真相に迫るため朝から夜まで路上で関係者を待つこともありました。今は前線を離れ、デスクとして社内にいます。その名の通り、机の前に張り付き、取材方針などを決め、原稿を手直しする役回りです。インターネット上には真偽不明の情報があふれかえっています。だからこそ、記者は現場を歩き、生の声を拾い、事実を積み上げることを大事にします。やりがいを感じられる仕事です。ただ心身共にタフさが求められます。私が何とかへこたれずにやってこられているのは、高校時代に先生方や先輩方に「至誠」の精神を持って、鍛えていただいたからだと感謝しています。そして今も悩みを打ち明けられる同期の仲間の支えがあるからだと思います。在校生の皆さん、仲間と正面からぶつかり合いながら一生の絆を築いてください。
Profile
藤野 智成
1996年 北海道大学法学部卒業
1999年 毎日新聞社入社
現 在 東京本社運動部デスク