【学校だより・2011年】進学指導特色校について

進学指導特色校(グローバル・リーダーズ・ハイスクール=GLHS)の指定について

 橋下知事の強い要請を受けて、大阪府教育委員会は、昨年、本校に加えて北から茨木・豊中・北野・四條畷・大手前・高津・天王寺・三国丘・岸和田の10校を、進学指導特色校(グローバル・リーダーズ・ハスクール=GLHS)に指定しました。
 GLHSは、「知識を基盤とするこれからのグローバル社会をリードする人材を育成する」ことを目標とし、生徒の進学希望を実現するために学習や進路に関する効果的なシステムを構築して生徒の意欲・能力をはぐくむ、最先端の学習環境を整えて学力の向上をはかる、国際人として必要な知性や感性・志・英語の運用能力をはぐくむ、以上の3点を目的としています。

 GLHS10校は文理学科と普通科を併設し、そのうち文理学科は学区の枠を外し、大阪府下全域から受験できるようになりました。
 2月23日に国語・数学・英語の3教科と小論文による入試が実施され、160人の定員に対して455人が受験する、2.84倍という大変激戦の入試となりました。また、3月16日に例年通りの国・社・数・理・英5教科による普通科の入試が実施され、200人の定員に対して277人が受験する、こちらも1.39倍という激戦になりました。
 文理学科と普通科は入試が違い、クラスも別で、授業も殆どが別ですが、それ以外のことにおいては全く同じ指導を行っていきます。
 文理学科・普通科を含めての生野高校全体に対してのGLHSの指定ですし、普段の生活指導はもとより、部活動や学校行事においては全く変わることなく指導してまいります。いわんや、90周年の歴史の中で培われてきた生野の校風は変わることなく、特に五綱領の教えも全ての生徒に訴え続けてまいります。

 GLHSの予算を用いまして、旧工芸棟の内部を改良して、最大200人収容の集会や説明会、生徒達の発表会や大規模授業に用いるホールに改装され、その名も「至誠ホール」と名付けられました。ホールの正面には、もう一枚の「至誠通神」の額が掲げられ、建学の精神を将来に伝えていく所存です。