2022年度のご挨拶 中尾和民

会長 中尾和民(25期)

新緑の候、同窓会員の皆様には恙なくお過ごしのことと拝察いたします。 また、平素より同窓会活動や母校へ多大なご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 昨年5月に同窓会会長を拝命し、100周年で盛り上がった機運をてこに同窓会活動のさらなる活性化を考えていました。しかしコロナ禍のため、予定されていた「公開講座」や「懐かしの授業」が延期され、理事会も中止されるなど、十分な同窓会活動が出来ていない現状です。また会員の皆様の中にはコロナのため、亡くなられた方もあり、痛恨の極みです。ご冥福をお祈りいたします。一日も早いコロナの収束を願ってやみません。母校においても度重なる休校やオンライン授業の実施などの困難を乗り越えながら、今年も3月1日には卒業式が挙行され、高校74期生350名の新たな同窓会員を迎え入れました。彼らは高校3年間の内2年間をコロナ禍の中で過ごし、私たちが経験したような高校生活は出来なかったと思います。代わりにこの困難な中で研鑽を積み、自らの目標に向け、努力した経験は必ずやアフターコロナの世界で戦い抜く力となるでしょう。また同窓会にも新しい風を吹き込んでくれることと期待いたします。

コロナが終息した後の世の中は以前とは異なるものとなるでしょうが、コロナ前に計画した100周年の祝賀会については残念ながら中止となりましたが、今後何らかの形で、同窓生の皆様と100周年を祝う機会が持てないか検討してみたいと考えております。そうした中、少しでも同窓会の活性化を進めたいと考え、同窓会のホームページをリニューアルしました。同窓生の中にはこうしたデジタル化に戸惑いを感じられる方もおられると思いますが、人と人との対面が困難な中、IT技術に頼らざるを得ないのが現状です。 多くの同窓生の方々に十分に利用していただき、同期生同士のつながりや先輩、後輩とのつながりを深める道具として活用されることを願っております。 昨年度は学校からの要望により、各教室に新しいプロジェクター27台を教育支援協議会を通じ寄付いたしました。プロジェクターは90周年事業で、各教室に設置した電子黒板機能付きプロジェクターが老朽化し、映像が薄く見づらいとの理由で新しくいたしました。教育支援協議会は同窓会、PTAより毎年拠出し、母校発展のため現役生徒の皆さんを支援するもので、その原資は生徒の保護者からの賛助金と同窓会員の皆様から納入いただいている同窓会費です。今までも多くの会員の皆様よりご協力いただいておりますこと、厚く御礼申し上げます。母校のさらなる発展のため、引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、母校のさらなる発展と会員の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたし、ご挨拶とさせていただきます。

令和4年(2022年)4月