高30期 大澤 英生

高30期

大澤 英生

-国際協力機構(JICA)勤務-

2020/10/20

家族と生野高校
私の父は生野高校2期生で、父から高校入学前から「生野」の話を聞いており、在学中も父が習った同じ先生に私もご指導いただきました。さらに、弟夫婦も32期生です。高校時代は部活(バスケットボール部)をよくやりましたが、弟もバスケ部で3年生と1年生で同じチームでした。甥も本校の68期生で新しい「生野」の話をよく聞きます。このように生野高校は私の家族にとって身近な存在です。

国際協力の仕事
大学は農学部に進みました。「開発途上国の食料不足や飢餓撲滅のためになにかやってみたい」という気持ちがありました。仕事は東京にある国際協力機構(JICA)に勤め、今年で35年になります。JICAは日本人の専門家を開発途上国に派遣し、途上国の方に日本で研修を受けてもらいます。また無償資金協力や有償資金協力、青年海外協力隊の派遣もJICAの業務です。私は今まで10以上の部署の配属になりましたが、多くが農業関係でした。例えば、研修センター勤務時には農業分野の研修員に技術移転を行いました。タイ事務所勤務時にはタイ国農業省の方と日本側の関係者とともにタイへの農業協力をどのように行うか協議し実施しました。また農業調査部勤務時にはアジア、アフリカ、中南米の対象地域における農業開発のマスタープラン調査(基本計画調査)に参加しました。JICAでこのように働くことができたのは、高校時代に人生の基本的素養を学ぶ機会を得たおかげで、感謝しています。


Profile
大澤 英生


生年月日  1959年5月10日
1983年  京都大学農学部卒業、国際協力事業団(当時)に入団、現在に至る