高25期 KT

高25期

KT

-青年海外協力隊-

2020/10/20

青年海外協力隊が人生を変えた
私の高校生活は、真っ暗だった。成績がとても悪かった。真剣にやっているのに全然点数が取れなかった。自分が何がやりたいのか何ができるのか全く分からなかった。大学受験をやめて住込みのお手伝いになった。周りの人々には、大反対されたが、これが私の再生のきっかけとなった。その後働いてお金を貯め、単独でアメリカへ渡り、公立の高校に編入。しばらくするとAstudent(成績の平均がAの生徒)になった。日本語で必死で勉強しても点が取れない人間が英語で勉強して好成績を取れる。これには、心底ビックリ!アメリカの高校は、真面目にやったら好成績が取れるようにできていた。日本の教育は、いじわるだ。 小学校の頃から夢見ていた青年海外協力隊に参加。アフリカの最貧国マラウイで2年暮らした。今まで持っていた価値観が壊れた。マラウィを離れる前、協力隊の駐在員の奥さんに「結婚はともかくとして、子供を持つことは、とっても面白いよ。女に生まれたからは、子供を産んでみたいと思わない?」と言われた。帰国後すぐに協力隊の同期(同じ時に合格、同時に訓練を受けた人)の男性と結婚。その後は、その人が、協力隊関係の仕事に就いたため、同行して、ケニア、ベネズエラ、セントルシア、コスタリカ、ベリーズで暮らした。3人の子供をつれて、発展途上国で暮らすのは、安易ではなかったが、とっても面白かった!写真は、最後に暮らした中米のベリーズで帰国前に行った北の端の漁村の海、心が洗われるような風景でした。皆さんもいかが?


Profile
KT

昭和30年生まれ。

〈関連情報〉
青年海外協力隊は、1961年に始まった日本国政府による国際協力の事業で、海外にボランティアを派遣する。現在では、JICAボランティアと呼ばれている。シニア版(40才~69才)もできた。

JICAボランティア  https://www.jica.go.jp/volunteer/
いくつかの種類がある。大雑把に説明すると青年海外協力隊は、20~39才、シニアは、40~69才。1年に2回の募集。試験を受けて合格したら、訓練を経て発展途上国へ。任期は、2年(短期もある)。訓練の費用、往復の交通費、生活費、医療費、国内積立金も支給される。重篤なけがや病気の際の緊急の日本への緊急移送も保障されている。

休職参加制度  (職についている人が参加する時は、会社に給料が補てんされる。)もある。青年海外協力隊は、単身赴任が原則だが(既婚でも応募可)、シニアは、家族の同伴が認められている。

TIP(助言)
募集要項を見て自分の能力に合った仕事を探して応募する。一見、専門的な技術を持っていないとダメなように見えるが、募集は、相手国の要請によって決まるので、その時々で変わる。根気よく見ていたら、あなたに合う仕事が見つかると思う。趣味でやっていることや昔から日常でやっていたことで応募できることもある。

JICAは、社会人採用もあります。https://www.jica.go.jp/recruit/shokuin/ex/invite.html
JICA専門家、企画調査員(協力隊員の支援をする人もこの中に含まれます。)も、一般公募されます。https://www.jica.go.jp/recruit/index.html

▼JICA
  https://www.jica.go.jp/

▼PARTNER 国政協力キャリヤ総合情報サイト
http://partner.jica.go.jp/

▼ベリーズ生活体験
http://blog.goo.ne.jp/belize2012