高61期 横山 湧亮

高61期

横山 湧亮

-ふえのみち農園 園主-

2020/10/20

生野高校創立100周年おめでとうございます。またこのような機会を頂き大変光栄に思います。生野高校を卒業して良かったと思うことは、大変個性的で魅力的な同級生がたくさんいるということです。現在様々な分野で活躍されており、私もとても刺激を受けています。在校生の皆さんも同級生との付き合いを大事に、一生のものにしていって欲しいと思います。さて、私には幼い頃から食品の研究開発者になるという夢があり、高校時代はその夢に繋がるであろう生物と化学ばかり勉強していました。他の教科は全然だめでしたが、生物と化学のテストの点数だけでなんとか大学へ行き、大学院へ進学しました。夢に向かって一直線!と思いきや、急に自然の中で暮らしたくなり、大学院を中退して兵庫県丹波市へ移住しました。今は山々に囲まれながら農業をしています。当時はたくさんの方からもったいない、何してるねんと言われました。ですがもったいないことなど何もなく、とても充実した今があります。夢って何だったのか?それは自分が求めているものを達成する手段に過ぎなかったのです。私が求めていたものは ”ワクワク感” でした。高校のとき一番ワクワクしたのが研究開発者で、今は農業。子供の頃思い描いていた姿と現在が違っても、今ここにワクワクする毎日がある。それだけでとても幸せなのです。皆さんにも夢があったり、なかったりすると思います。夢が叶わなかった、自分には夢がない、、、そんなとき決して落胆しないでください。大事なのは自分が何を求めているのか。心の中にある一番シンプルな想いとしっかり向き合ってみてください。そうすれば自ずと道は開けてきます。自分だけの人生、自分自身で考え、行動して、思いっきり楽しんでくださいね!


Profile
横山  湧亮(よこやま  ゆうすけ)


ふえのみち農園  園主。大阪府立生野高等学校を卒業後、大阪府立大学生命環境科学部へ入学。同大学院へ進学するが自然の中で暮らしたいという思いから修士1年生修了時に同校を中退し、兵庫県丹波市へ移住。1年間シェアハウスで暮らしたのち、同市内の山々に囲まれた13世帯しかいない小さな集落へ定住する。自身が惚れ込んだ自然の風景を守っていくため農業を志し、農業大学校での研修を行ったのち、”ふえのみち農園”を開園。現在3年目を迎える。大阪府立生野高等学校を卒業後、大阪府立大学生命環境科学部へ入学。同大学院へ進学するが自然の中で暮らしたいという思いから修士1年生修了時に同校を中退し、兵庫県丹波市へ移住。1年間シェアハウスで暮らしたのち、同市内の山々に囲まれた13世帯しかいない小さな集落へ定住する。自身が惚れ込んだ自然の風景を守っていくため農業を志し、農業大学校での研修を行ったのち、”ふえのみち農園”を開園。現在3年目を迎える。

▼ふえのみち農園HP
https://fuenomichifarm.shop-pro.jp/

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